リスクベース設備管理

第180委員会

研究委員会

次回以降の予定 平成23年度 平成22年度 平成21年度 平成20年度 平成19年度


第7回研究委員会;
日  時:平成20年 5月 21日

研究会:早稲田大学

講  演:「DNVのリスク関連技術の紹介 Safeti-Software Suite for Process Industry Risk」 
                 Dr. Nic Cacanagh (Head of the Safety Product Market)

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第8回研究委員会;
日  時:平成20年6月20日

見学会:早稲田大学 国際会議場 3階会議室

講演 1:「耐熱材料のミクロ組織変化と余寿命評価」 駒崎 慎一 先生
                  (室蘭工業大学 材料物性工学科/航空宇宙システム工学専攻)
 高Cr鋼への押し込みインデンテーション法の適用,スモールパンチクリープ試験,ボイラーヘッダーの余寿命評価の実施事例などが紹介された。


講演 2:「変分法を用いた検査時刻の決定」 奥村 進 先生
                  (滋賀県立大学 工学部 電子システム工学科)

 検査周期の決め方の理論の概要が紹介され,数値例が示された。本手法の特徴は,分布関数形が不明でも,検査周期を決定できることにある。
第9回研究委員会;
日  時:平成20年9月10日

研究会:早稲田大学 国際会議場 3階会議室

講演 1:「核燃料施設での確率論的安全評価の概要と自己影響評価手法」 吉田 一雄 氏
                (日本原子力研究開発機構 安全研究センター リスク評価・防災研究グループ)

 炉心に放射性物質が集中している原子力発電所に比較して放射性物質が広範囲に分散かつ多様な物質を扱うMOX核燃料加工施設における、PSA(確率論的安全評価)に関して、機能レベルFMEA手法による異常事象候補の抽出、五因子法による環境影響評価、沸騰時の気液同伴現象を考慮した実験式に基づく評価などの個々の評価手法の概要を中心に紹介があった。また、評価の結果得られるリスク情報を安全規制に活用するための活動が進行中であるとの説明があった。


講演 2:「原子力安全規制におけるリスク情報の活用について」 平野 光將 先生
                     (武蔵工業大学/(独)原子力安全基盤機構(JNES)技術顧問)

 原子力施設のリスク情報の活用について、原子力安全委員会、原子力安全・保安院等の取り組み状況、原子力施設へのPSA評価結果とそれに基づくアクシデントマネジメント(AM)の考え方、新検査制度における活用などの事例紹介、および保全活動管理指標への活用等の今後の方向性について紹介があった。
第10回研究委員会;
日  時:平成20年11月17日

研究会:早稲田大学 大久保キャンパス 62W号館1F大会議室

講演 1:"Refining Opportunity Crudes: Modeling Approaches to Evaluate Corrosion in Opportunity Crudes"
               Dr. Russel D. Kane (iCorrosion LLC)
               Dr. Brian Chamber (Honeywell Process Solutions)

 石油精製設備で問題となる腐食現象のうち、原油中の主な腐食要因物質である硫黄に起因する腐食に関して、流速、流動状態、ナフテン酸、硫化物(皮膜の防食効果)、全硫黄のうち活性のある硫黄分の割合等の影響を加味した評価について最近の研究成果の紹介があった。この研究は、modified McConomyカーブを基本としたAPI RP581(RBI)の腐食速度推定ガイドラインが現実と必ずしも合っていない点を補強する目的でもあった。研究の結果、硫黄支配条件とナフテン酸支配条件の違い、流速によるせん断応力ならびにある安全率を考慮することによって、API RP581の腐食推定手法は改良が可能であるとの結論が示された。


講演 2:"Models for Quantifying Corrosion in Refinery Applications - Failure Prevention, Risk Mitigation, Optimized Material Selection"
               Mr. Sridhar Srinivasan (Honeywell Process Solutions)

 石油精製設備で問題となる腐食現象のうち、水硫化アンモニウム(NH4HS)腐食とアミン設備の腐食に関して、JIP(Joint Industry Program)の腐食試験を通じてHoneywell社が開発した腐食予測ツールの紹介があった。JIPの結果、NH4HS腐食にはこれまで有効とされていたNH4HS濃度や流速の上限値、pH、Kp値(アンモニアと硫化水素のモル濃度積)などのパラメータと腐食速度に相関が認められず、NH4HS濃度、流れによるせん断応力ならびに硫化水素濃度を同時に考慮しなければならないことがわかった。また、開発された予測ツールの結果も実機検査データによく合うことが確かめられた。


講演 3:"TUV-RoiM - Various RBI tools used within TUV SUD RoiM and their application"
               Dr. Robert kauer (Head Structural Reliability, TUV Industry Service GmbH)

 TUV SUD社によるRisk評価事例として、炉心を付けたままでの耐圧試験でもリスクがそれほど高くないことを示した原子力発電所(BWRリアクター)の例(ドイツでは炉心を外すことが要求されておりこれが安全面でのリスクを高めていた)、リスク評価によってタンク基地の開放検査間隔を延長できることを示した例、フランジの損傷に関わる種々の影響因子(ガスケット、外力・モーメント、材質)の検討を通して、管理すべき項目を明らかにしたフランジ管理の例(欧州ではフランジを用いる場合に厳しいリーク率を規定している)の紹介があった。
第11回研究委員会;
日  時:平成20年12月15日

研究会:早稲田大学 国際会議場 3階 第1会議室

講演 1:「プラント災害シミュレーションとリスク評価」 倉敷 哲生 先生
                     (大阪大学大学院工学研究科)

 タンク火災・延焼・消火のシミュレーション、タンク内容物の流失・蒸発・拡散シミュレーションについて、基礎式とその展開について説明があり、シミュレーション結果の例が示された。さらに、GISとの融合、リスク評価手法の取り込みなど将来展望が示された。


講演 2:「ライフサイクルメンテナンス―メンテナンス計画とその評価―」 高田 祥三 先生
                     (早稲田大学創造理工学部経営システム工学科)

 メンテナンスは省資源に結びつき、経営にも直結していること、設備寿命とメンテナンス周期の決め方、ライフサイクルを考える場合のメンテナンスに対する要件、メンテナンス周期が安全/品質・費用等に与える影響、劣化・故障予測システムとの融合について講じ、最後にエレベータのメンテナンスを例に、定量評価例を示した。
第12回研究委員会;
日  時:平成21年 3月9日 北九州見学会併設

見学会:三菱化学株式会社 黒崎事業所

研究会:三菱化学株式会社 黒崎事業所

講  演:「原子力プラントでの事故防止のための枠組−自己評価,外部評価,そして損害保険との関係−」 
                   森本 俊雄 氏  (日本エヌ・ユー・エス )

 原子力発電所でのリスク評価、アクシデントメネジメント、損害保険、安全マネジメント、職員の資格認定、自己評価、外部評価、保険会社の係わりの概要が述べられた。